2014年11月27日木曜日

薬ゼミ模試1日目終了!

2015年2月28日までの日数:93日
第100回薬剤師国家試験まであと93日
模試1日目が終了。疲れすぎて、最後の理論2は途中で考えるのをやめた笑
化学:これ考えた方にインタビューしたい。
まーね。結果はまだわからんけど。
薬理はちょっと死んだ。
あと、化学の選択肢数が…。

あとは、ピグマリオン効果とか。
ピグマリオン効果
アメリカの教育心理学者、ローゼンタールが発表した心理学用語。実験では、教師が期待をかけた生徒とそうでない生徒では成績の伸びに明らかな違いが見られたという。このことから、他者への期待値がその後の成長を決定づける大きな要因のひとつになると考えられている。なお、「ピグマリオン」はギリシャ神話の登場人物。自分の作った彫刻に恋をしたピグマリオンが、神に祈りを捧げて彫刻を人間にしてもらい、幸せに暮らしたという神話に由来している。
ピグマリオン効果
ゴーレム効果とか。
ゴーレム効果
ピグマリオン効果のように「期待」と「成績」に因果関係があるのであれば、その逆もまた成立すると考えられた現象を、ゴーレム効果という。
人に対し悪い印象を持ち接することにより、その印象が良い印象を打ち消して悪い影響のほうが勝ってしまい、悪い人と実際になってしまうことを指す。ピグマリオン効果とは正反対の意味を持つ。
例えば教師が生徒と接する際に、この生徒は成績の良くない生徒だと思いながら、この生徒に対して成績の上がる見込みがない期待度の低い状態で接すると、その期待通りに生徒の成績が下がることがある。
ゴーレムという名前の由来:このゴーレムとはユダヤの伝説にある意思のない泥人形のことであり、呪文で動き出すのだが、額の護符の文字を1字取り去ると土に戻るという話から引用されている。
ゴーレム効果
おれ、「今回あんま勉強してないんだよね」ってやつは「セルフ・ハンディキャッピング」だね。
セルフ・ハンディキャッピング
セルフ・ハンディキャッピング(Self-handicapping)とは、自分の失敗を外的条件に求め、成功を内的条件に求めるための機会を増すような、行動や行為の選択のことを指す概念。エドワード・E・ジョーンズ(英語版)らによって提唱された。自分自身にハンディキャップを付けること、の意味である。
セルフ・ハンディキャッピング

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2014年11月25日火曜日

模試前なので…

只管、過去問を解く。
必須はしっかりとりたいなー。
模試は新傾向問題を多く出すようで、見たことないタイプの問題にどれだけ対処できるかっても結構大事。
けどまぁ、それ以上に基本をどんだけ抑えられてるかっていうとこか。
基本が大事と。

2014年11月19日水曜日

225回薬ゼミ模試-物理・化学必須問題

2015年2月28日までの日数:101日
第100回薬剤師国家試験まであと101日
明日でちょうど100日。薬ゼミの模試が近いので、模試の過去問でも…。
あ、著作権とか問題あるかも。その時は削除します。

■第225回 物理・化学必須問題

物理必須 問1

次のアルカンのうち、沸点が最も高いものはどれか。1つ選べ。
  1. プロパン
  2. ブタン
  3. ペンタン
  4. 2-メチルブタン
  5. 2,2-ジメチルブタン
ファンデルワールス力が高いほど沸点が上昇する。
沸点の高さ(=ファンデルワールス力)は表面積で考える。
直鎖なら炭素数の多いもののほうが沸点は高い。分枝の多いものよりも少ないもののほうが沸点は高い。
正解は 3 。

物理必須 問2

0.9w/v%ブドウ糖(分子量180)水溶液の凝固点(℃)の値に最も近いものはどれか。1つ選べ。
ただし水のモル凝固点降下定数は1.86(℃・L・mol-1)、純水の凝固点を0℃とする。
  1. -0.52
  2. -0.41
  3. -0.31
  4. -0.20
  5. -0.093
凝固点降下度=モル数×モル凝固点降下定数なので、0.9w/v%のブドウ糖は0.05mol/Lで凝固点降下度は1.86℃・L・mol-1×0.05mol/L=0.093℃となる。
正解は 5 。

物理必須 問3

次のうち、制動放射線の発生に最も関連の深いのはどれか。1つ選べ。
  1. α線
  2. β線
  3. γ線
  4. 中性子
  5. 陽子
制動放射線はβ-線の相互作用として現れやすい。
他にも散乱(弾性・非弾性)があるよ。
正解は 2 。

物理必須 問4

次のうち、抗原抗体反応などの生体内における特異的な相互親和性を利用して分離を行うクロマトグラフィーはどれか。1つ選べ。
  1. 分配クロマトグラフィー
  2. 吸着クロマトグラフィー
  3. イオン交換クロマトグラフィー
  4. アフィニティークロマトグラフィー
  5. サイズ排除クロマトグラフィー
英語の時間ですね。アフィニティー=親和性なので、生物学的親和性を利用したクロマトグラフィーはアフィニティークロマトグラフィー。
正解は 4 。

物理必須 問5

原子吸光光度法において、試料元素の原子化と最も関連のない方法はどれか。1つ選べ。
  1. フレーム方式
  2. 電気加熱方式
  3. 冷蒸気方式
  4. 抽出重量法
  5. 水素化物発生法
原子化する方法じゃなくて、原子化と関係ないのを選べって。。。
名前から仲間はずれを探せゲーム。
この中で「○○方式」が3つ、「○○法」が2つなので、○○法をまず疑う。
原子化する方法なので、イオン化などを考えると水素化物発生法はそれっぽい。…ってことで抽出重量法じゃない?って。
「抽出重量法は、溶媒で抽出後、溶媒を除き、乾燥して残留物の重量を測定する方法」ということなので、原子化と関係無かったです。
正解は 4 。

化学必須 問6

下線の原子の酸化数が-1の化学式はどれか。1つ選べ。
  1. O2
  2. -OH
  3. H2O2
  4. H2S
  5. NaHSO3
すっかり忘れてました。
原則は、Hが+1、Oが-2。これに当てはめて考える。
単原子分子O2とかN2とかは酸化数0。
でいくと、H2O2が当てはまらないんだけど、この場合はhが+1、Oが-1となる。
正解は 3 。

化学必須 問7

酸化剤として働く化合物はどれか。1つ選べ。
  1. 塩化アルミニウム
  2. 水酸化カリウム
  3. 五酸化二リン
  4. 過ヨウ素酸ナトリウム
  5. 水素化ホウ素ナトリウム
塩化アルミニウムはフリーデルクラフツ反応で用いるルイス酸。
水酸化カリウムは塩基。
五酸化二リンは酸化できそうだけど、一般に脱水剤として用いる。(※相手によっては酸化剤になるっぽい。五酸化二ヒ素とか五酸化二窒素は強力な酸化剤。)
過ヨウ素酸ナトリウムは酸化剤。
水素化ホウ素ナトリウムは還元剤。
正解は 4 。

化学必須 問8

最も塩基性が強い化合物はどれか。1つ選べ。(※問題では構造式が示されている。)
  1. インドール
  2. ピリジン
  3. ベンゼンスルホンアミド
  4. アニリン
  5. ジメチルアミニウムイオン
構造式載せるのめんどくさいので省略。
インドールはNの非共有電子対が芳香族性に寄与するので塩基性を示さない。
ピリジンは非共有電子対が塩基性を示す。
ベンゼンスルホンアミドはスルホニル基と共鳴するため塩基性を示さない。
アニリンはベンゼン環と非共有電子対が共鳴するため塩基性が弱くなる。
ジメチルアミニウムイオンはN上に非共有電子対が存在しないため塩基性を示さない。
正解は 2 。

化学必須 問9

あるアミンを希塩酸に溶解し、氷冷しながら亜硝酸ナトリウム試液を加えて振り混ぜ放置したところ、塩化ベンゼンジアゾニウムが生成した。該当するアミンはどれか。1つ選べ。(※問題では構造式が示されている。)
  1. アニリン
  2. ベンジルアニリン
  3. N-メチルアニリン
  4. N,N-ジメチルアニリン
  5. トリメチルアミン
まず、生成物として塩化ベンゼンジアゾニウムが生成しているので5番のトリメチルアミンの可能性は限りなくゼロに近い。
亜硝酸ナトリウムとの反応で生成するものは脂肪族か芳香族かで少し異なる。
脂肪族第一級アミンと亜硝酸ナトリウムでは、ジアゾニウム塩(不安定)が生成した後、アルコールと窒素が生成する。(ベンジルアニリンは脂肪族第一級アミン)
脂肪族第二級アミンと芳香族第二級アミンは生成物が同じで、N-ニトロソ化合物を生成する。
脂肪族第三級アミンは反応しない。
芳香族第一級アミンでは、ジアゾニウム塩(割と安定)を生成する。
芳香族第三級アミンでは、C-ニトロソ化合物を生成する。
よって正解は 1 。

化学必須 問10

生薬の問題だった。
これは構造はしょるの意味ないし、問題自体はしょっちゃえ!
イソプレノイド経路とシキミ酸経路、酢酸-マロン酸経路でそれぞれ生成する化合物の特徴を学んどけばいいかな。

必須は9割とりたいところ。
次の模試はどれくらい解けるかな。
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2014年11月14日金曜日

【薬剤】大学の過去問…2013年版を解いてみる①

2015年2月28日までの日数:106日
第100回薬剤師国家試験まであと106日
薬剤師の知り合いに「私も受験の時は夏くらいから1日10時間やったわ」って言われて焦ってる。。。
そんなにやってない。。。

■薬剤 平成25年度試験①

ADMEと相互作用らへん。全50問のうち、とりあえず10問。

過去問 問1

薬物の吸収に関する記述のうち正しいものはどれか。2つ選べ。
  1. 受動拡散による薬物の膜透過速度は、膜の厚さに比例する。
      →膜の厚さに反比例する。
  2. 促進拡散による薬物の輸送はエネルギーを必要としない。
  3. 一次性能動輸送は、ATPを間接的に利用する輸送系である。
      →直接的に利用する輸送系。
  4. 膜動輸送は、タンパク質などの高分子量の物質の輸送には関与しない。
      →低分子〜高分子の輸送に関与する。
  5. 能動輸送による薬物の膜透過速度は、ミカエリスメンテンの式に従う。

過去問 問2

薬物の吸収に関する記述のうち正しいものはどれか。2つ選べ。
  1. 弱塩基性薬物は、pKaが小さいほど小腸での吸収効率が高い。
  2. 小腸での薬物吸収は、pH分配仮説に従う
      →(※補足:古典的な)pH分配仮説には従わない。…ちょっといじわる。
  3. グルコースやジペプチドは、プロトン勾配を利用した輸送体で細胞内に取り込まれる。
      →グルコースはナトリウム勾配を利用した輸送体。
  4. セファレキシンは、ペプチド輸送体により輸送される。
  5. カプトプリルは、ナトリウム勾配を利用して小腸上皮細胞に取り込まれる。
      →プロトン勾配を利用して取り込まれる。

過去問 問3

薬物の体内動態に関する記述のうち正しいものはどれか。2つ選べ。
  1. 分子量5000以上の薬物を静脈内投与すると、一部はリンパ管に移行する
      →静脈内投与では薬物はリンパ管に移行しない。
  2. リボフラビンは、胃内容物排出速度が遅いほど小腸での吸収が増加する。
  3. アセトアミノフェンの小腸での吸収は、メトクロプラミドとの併用で低下する。
      →受動拡散で吸収されるので、GERが上昇すると吸収は増加する。
  4. 小腸上皮細胞膜透過速度が遅い薬物ほど、非撹拌水層の影響が大きい
      →「膜透過速度が遅い=脂溶性が低い」ので、水層は容易に通過する。
  5. 脂溶性が高い薬物ほど、非撹拌水層透過速度は遅い。

過去問 問4

アルブミン分子上に1つだけ結合部位をもつ薬物Aの結合定数を求めるために、平衡透析法による実験を行った。
半透膜内のアルブミン濃度を0.6mmol/L、外液中の薬物Aの濃度を0.6mmol/Lとし、しばらく外液を撹拌しながら定常状態になるまで放置したところ、外液中の薬物Aの濃度が0.2mmol/Lとなった。
薬物Aの結合定数として正しいものはどれか。1つ選べ。
ただし、内液と外液の容積は同じで、薬物やアルブミンの容器や半透膜への吸着はないものとする。
  1. 0.2 mmol / L-1
  2. 1.0 mmol / L-1
  3. 2.0 mmol / L-1
  4. 2.5 mmol / L-1
  5. 5.0 mmol / L-1
内液と外液の薬物濃度は等しくなるので0.2mmol/Lとなり、結合型薬物濃度は0.6-(0.2+0.2)=0.2となる。※元々の薬物濃度-(内液薬物濃度+外液薬物濃度)=結合型薬物濃度
結合部位数は1なので結合型アルブミンの濃度も0.2。遊離型アルブミン濃度は0.6-0.2=0.4。
これらの情報から結合定数Kを求める。
結合定数K
= 結合型薬物濃度/(非結合型薬物濃度×遊離型アルブミン濃度)
= 0.2 / (0.2 × 0.4)
= 2.5 mmol/L-1となる

過去問 問5

薬物代謝に関する記述のうち正しいものはどれか。2つ選べ。
  1. ヒトの肝臓内において最も存在量が多い分子種はCYP3A4である。
  2. CYPには多数の分子種が存在し、基質特異性が高い
      →基質特異性は低い。
  3. CYPは細胞の小胞体に多く存在し、薬物の加水分解反応に関与する。
      →CYPは酸化反応に関与する。
  4. CYP2C19には遺伝的多型が存在し、白人より日本人の方がpoor metabolizer(PM)の割合が低い
      →CYP2C19では日本人のPMの割合は約20%で欧米人よりも多い。
  5. 肝臓の小胞体では酸化、還元、加水分解、抱合の全てが行われる。

過去問 問6

薬物の分布に関する記述のうち正しいものはどれか。2つ選べ。
  1. 血液脳関門は、脳毛細血管内皮細胞の密着結合により形成され、その内皮構造は連続内皮に分類される。
  2. 血液から脳脊髄液への薬物移行は、脳毛細血管の密着結合により制限されている。
      →脳脊髄液関門は、脈絡叢上皮細胞の密着結合により形成されている。
  3. 血液胎盤関門での薬物の移行は、一般に受動拡散であり、脂溶性の高い薬物ほど移行しやすい。
  4. シクロスポリンは、脳毛細血管内皮細胞の組織側に発現しているP糖タンパク質により血中へ排出される。
      →P糖タンパク質は、組織側ではなく脳毛細血管内皮細胞の血管側に存在する。
  5. 生体にとって必須栄養素となるグルコースやアミノ酸は、水溶性が高いにも関わらず、受動拡散により血中から脳へ効率よく取り込まれる。
      →グルコースやアミノ酸は担体輸送によって脳へと取り込まれる。

過去問 問7

薬物の代謝に関する記述のうち正しいものはどれか。2つ選べ。

  1. イソニアジドのN-アセチル転移酵素による代謝能は白人の方が高い
      →日本人の90%以上にNAT2の遺伝的多型が見られ、Rapid Acetylatorである。
  2. アロプリノールとテオフィリンを併用すると、テオフィリンの作用が増強されることがある。
  3. オメプラゾールは、細胞の核内レセプターに結合して代謝反応を阻害する。
      →オメプラゾールはCYPのヘム鉄に結合して代謝を阻害する。核内レセプターに結合してCYPを誘導するのはリファンピシンやフェニトイン、フェノバルビタールなど。
  4. CYPを誘導する薬物の中には、誘導と阻害の両方を行うものがある。
  5. ワルファリンとフェノバルビタールを併用すると、出血傾向が強くなる場合がある。
      →フェノバルビタールによりCYP3A4が誘導され、ワルファリンの作用が減弱する。

過去問 問8

薬物の排泄に関する記述のうち正しいものはどれか。2つ選べ。

  1. サリチル酸は、尿pHの上昇により再吸収速度が速くなる
      →尿pHの上昇により、イオン型濃度が上昇し、再吸収速度が遅くなる。
  2. p-アミノ馬尿酸は、血漿中濃度が高くなると腎クリアランスが低下する。
  3. ジゴキシンの血中半減期は、キニジンとの併用により延長する。
  4. イヌリンの血漿中濃度が増加すれば、腎クリアランスは増大する
      →イヌリンは糸球体濾過のみによって排泄されるため、血漿中濃度に関わらず腎クリアランスは一定である。
  5. クレアチニンは腎臓で合成され、糸球体濾過のみにより尿中に排泄される。
      →クレアチニンは筋肉で合成される。

過去問 問9

薬物動態学的相互作用に関する記述のうち正しいものはどれか。2つ選べ。

  1. プロパンテリンはジゴキシンの小腸での吸収を促進する。
  2. カルバマゼピンはCYP3A4を誘導し、CYP3A4で代謝される薬物の全身クリアランスを低下させる。
      →CYP3A4を誘導して、全身クリアランスを上昇させる。
  3. ワルファリンとインドメタシンを併用すると、出血傾向が強くなることがある。
  4. コレスチラミンは陰イオン性樹脂のため、小腸での塩基性薬物の吸収を阻害する。
      →コレスチラミンは強塩基の陰イオン交換樹脂で、酸性薬物の吸収を阻害する。
  5. 鉄剤は、レボフロキサシンの消化管吸収を促進させる。
      →鉄剤はレボフロキサシンとキレートを形成して吸収を阻害する。

過去問 問10

薬物動態学的相互作用に関する記述のうち正しいものはどれか。2つ選べ。

  1. メトクロプラミドは、リボフラビンの消化管吸収を促進する。
      →GERを上昇させ、リボフラビンの吸収が低下する。(トランスポーターの飽和による。)
  2. アロプリノールは、メルカプトプリンの骨髄抑制作用を減弱させる。
      →メルカプトプリンの代謝酵素(キサンチンオキシダーゼ)を阻害し、骨髄抑制作用を増強させる。
  3. CYP3A4を誘導する薬物の中には、P糖タンパク質を誘導するものもある。
  4. 喫煙は、テオフィリンの代謝を亢進させ、作用を減弱させることがある。
  5. オメプラゾールは、フェニトインの作用を減弱させることがある。
      →オメプラゾールは、CYPを阻害しフェニトインの作用を増強する。

続く…かも。

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2014年11月10日月曜日

【お詫び】落ちてました。

2015年2月28日までの日数:110日
第100回薬剤師国家試験まであと110日

■Blogger落ちてました

ここ数日、blogspot.jpにアクセスできなかったようで。
一応生きてます。すみません。

クリスマスが着々と近づいてますね。
スタバでクリスマスソングが流れ、クリスマスのラテみたいのが出てきたかと思ったら、マクドナルドにもクリスマスツリーが飾られ、そのうちコカコーラが全力でリア充の応援を始めるのでしょう。。。
けど、僕には関係ありません。

…だって、だって…(涙)
受験生だから!!!!

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2014年11月5日水曜日

【薬理】第99回国家試験必須問題

2015年2月28日までの日数:115日
第100回薬剤師国家試験まであと115日

もうクリスマスが…。。。
ハロウィンが終わると街が…ああー。
物理必須問題はこちら。化学必須問題はこちら。生物必須問題はこちら。衛生必須問題はこちら

■第99回薬剤師国家試験必須問題

第99回 薬理必須問題 問26

次の伝達物質のうち、Gタンパク質と共役する受容体がないのはどれか。1つ選べ。
  1. グリシン
  2. ドパミン
  3. グルタミン酸
  4. γ-アミノ酪酸(GABA)
  5. セロトニン
グリシン受容体にはCl-のイオンチャネルしかないんです。
んーっと、覚えるしか無いかな。これ。
ゴロで覚えよう!(参考:薬剤師国家試験のゴロ受容体ゴロ・病院薬剤師
っておもってみたけど、GqとかGsのあばっかり。
やっぱり詳しいのはWikipediaさんかも…。

下記はTwitterから拾ってきた。

■陰イオンチャネル内蔵型受容体

「頑張り過ぎて苦しむ」
頑張り → GABAA(※GABABはGタンパク共役型)
過ぎて → 過分極
苦 → Clチャネル
苦しむ → グリシン
苦しむ → 抑制性

■陽イオンチャネル内蔵型受容体

「脱いだニコニコギャルひとみ、なかは涙」
脱 → 脱分極
脱いだ → 興奮性
ニコ → ニコチン性アセチルコリン
ギャル → グルタミン酸(non-NMDA型)
ひとみ → 5-HT3
な → Naチャネル (上の3つ)
か → Caチャネル (下の1つ)
涙 → NMDA型

あと、参考ページ(医療ゴロ合わせ)の医療Ⅱってとこらへんにも。
まーGタンパク質好きだよね。薬理の先生方って。
あとでGタンパクまとめとこ。
正解は 1 

第99回 薬理必須問題 問27

部分受容体刺激薬に関する記述として正しいのはどれか。1つ選べ。
  1. 受容体の立体構造を変化させる力は、完全受容体刺激薬と同等である。
  2. 完全受容体刺激薬の存在下で相乗作用を示す。
  3. 固有活性によって最大作用が決まる。
  4. 内因性受容体刺激物質の作用を変化させない。
  5. 濃度を上げれば受容体を最大限に活性化させる。
部分受容体刺激薬ってことは受容体活性化作用が100%以下。受容体への作用は弱い
完全受容体刺激薬には拮抗して阻害作用を示す。
固有活性ってなんだっけ?って思ったからちょっと悩んだけど内活性と同じっぽい。完全刺激薬は内活性が1。部分刺激薬は0〜1の間。作用はこの内活性によって決まる!ってことは○!
内因性受容体刺激物質ってアセチルコリンとかアドレナリンとかね。部分刺激薬は受容体遮断作用もある(拮抗して阻害する)ので作用は減弱。
濃度を上げても受容体は最大限には活性化しないよ。
ってことで、正解は 3 

第99回 薬理必須問題 問28

ムスカリン性アセチルコリン受容体を遮断する頻尿治療薬はどれか。1つ選べ。
  1. オキシブチニン
  2. ナフトピジル
  3. クレンブテロール
  4. ベタネコール
  5. ネオスチグミン
オキシブチニンは、商品名が「ポラキス」。実務実習で少し見たことある。ムスカリン性アセチルコリン遮断作用過活動膀胱の治療に使う薬。
ナフトピジルα1D受容体遮断作用をもってる前立腺肥大症に伴う排尿障害治療薬
クレンブテロールβ2刺激薬。排尿筋弛緩作用で腹圧性尿失禁に用いる。
ベタネコールM3受容体を刺激して排尿筋を収縮する排尿促進薬。腸管麻痺などに用いる。
ネオスチグミンコリンエステラーゼ阻害剤。アセチルコリンの作用増強で排尿筋が収縮
ベタネコールネオスチグミンについては副交感神経の薬①にまとめてたので良かったら。
正解は 1 

第99回 薬理必須問題 問29

麻酔下の動物に、アドレナリンを静脈注射すると急速な血圧上昇とそれに続く下降が認められた。しかし、ある薬物を前処置後に先と同量のアドレナリンを静脈注射すると血圧下降のみが認められた。前処置した薬物はどれか。1つ選べ。
  1. スコポラミン
  2. フェントラミン
  3. イソプレナリン
  4. プロプラノロール
  5. クロニジン
有名な血圧反転の問題。薬学ではこれほどに一般的な問題はなかなかないんじゃないかな。
α1作用による血圧上昇とβ2作用による血圧下降なので、α遮断薬を選ぶ問題。
スコポラミンは抗コリン薬でムスカリン性アセチルコリン受容体遮断薬
フェントラミン非選択的α受容体遮断薬。アドレナリン投与で、昇圧作用が抑制され血圧下降のみが現れる。
イソプレナリン非選択的β受容体刺激薬
プロプラノロール非選択的β受容体遮断薬。これはアドレナリン投与で、血圧上昇のみが現れる。
クロニジンα2受容体刺激薬
正解は 2 

第99回 薬理必須問題 問30

ブロチゾラムの催眠作用の発現に関わる受容体はどれか。1つ選べ。
  1. アデノシン受容体
  2. ヒスタミンH1受容体
  3. ムスカリン性アセチルコリン受容体
  4. ベンゾジアゼピン受容体
  5. カンナビノイド受容体
これは簡単な問題ですね。
ブロチゾラムチエノジアゼピン系催眠薬でベンゾジアゼピン受容体を介してCl-チャネルを開口させて催眠作用を示す。
正解は 4 

第99回 薬理必須問題 問31

ペロスピロンが統合失調症の陽性症状を改善する機序はどれか。1つ選べ。
  1. アドレナリンα2受容体刺激
  2. セロトニン5-HT2受容体遮断
  3. セロトニン5-HT4受容体刺激
  4. ドパミンD1受容体遮断
  5. ドパミンD2受容体遮断
ペロスピロンはSDA(セロトニン・ドパミンアンタゴニスト)ってことは、セロトニン5-HT2受容体遮断作用作用ドパミンD2受容体遮断作用があるんだけど、どっちが陽性症状を改善するかというところまで聞いてきてるので、ドパミンD2受容体遮断作用セロトニン5-HT2受容体遮断は陰性症状を改善させるらしい。
正解は 5 

第99回 薬理必須問題 問32

心臓に対する選択性が高く、頻脈性不整脈に用いられるCa2+チャネル遮断薬はどれか。1つ選べ。
  1. アゼルニジピン
  2. エホニジピン
  3. シルニジピン
  4. ベラパミル
  5. マニジピン
抗不整脈薬のⅣ群。ベラパミル、ジルチアゼム、ベプリジルが抗不整脈薬として用いられてる。ってことはベラパミルじゃね?
心臓の冠動脈に選択性が高いよって。
〜ニジピンがCa拮抗ってことはわかるんだけど、それぞれの細かいのは覚えてないや…。
名前的に仲間はずれだからそのへんはちょっとわかりやすいのかも。

第99回 薬理必須問題 問33

交感神経終末へのノルアドレナリンの再取り込みを阻害することで、透析時の血圧低下を改善する薬物はどれか。1つ選べ。
  1. アメジニウム
  2. デノパミン
  3. エチレフリン
  4. フェニレフリン
  5. ミドドリン
アメジニウムノルアドレナリン再取り込み阻害MAO阻害で遊離ノルアドレナリン濃度を上昇させて昇圧させる薬。
デノパミンはβ1刺激薬。
エチレフリンはα,β刺激薬。
フェニレフリンミドドリンはα1刺激薬。
正解は 1 
薬理系の問題は自律神経系がやっぱり薬物多いし出しやすいよね。

第99回 薬理必須問題 問34

ミソプロストールの消化管粘膜保護作用に関わる受容体はどれか。1つ選べ。
  1. セロトニン5-HT3受容体
  2. ヒスタミンH2受容体
  3. アセチルコリンM1受容体
  4. ドパミンD2受容体
  5. プロスタノイドEP受容体
このなかの少し異質な受容体(あんま出てこないだけ)がミソプロストールの受容体。
ミソプロストールはプロスタグランジン製剤だからプロスタノイドEP受容体を介してアデニル酸シクラーゼ活性を抑制して、cAMPを減少させる。(酸分泌低下)ついでに重炭酸イオンとか分泌促進して保護作用を示すよって。
正解は 5 

第99回 薬理必須問題 問35

ヒドロコルチゾンの薬理作用として誤っているのはどれか。1つ選べ。
  1. 尿中カルシウム排泄の増加
  2. 感染症の誘発および増悪
  3. 脂肪組織での脂肪分解促進
  4. 胃酸分泌の抑制
  5. 血糖値の上昇
ステロイドの作用としては抗炎症、免疫抑制、血糖上昇、タンパク異化促進、脂肪分解促進、胃酸分泌促進など。
ってことなので、正解は 4 

第99回 薬理必須問題 問36

尿酸合成に関わる酵素を選択的に阻害する薬物はどれか。1つ選べ。
  1. コルヒチン
  2. ブコローム
  3. プロベネシド
  4. フェブキソスタット
  5. ラスブリカーゼ
フェブキソスタット!割と新しい非プリン系のキサンチンオキシダーゼ阻害薬
アロプリノールもキサンチンオキシダーゼ阻害薬だけど、その仲間。商品名「フェブリク」
正解は 4 


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2014年11月4日火曜日

【薬剤】局方通則・製剤総則②

2015年2月28日までの日数:116日
第100回薬剤師国家試験まであと116日
もう…クリスマスか…。はぁ。

■理論問題解いてみる①

第89回 問169
日本薬局方通則に関する記述のうち、正しいものはどれか。
  1. 医薬品の試験に用いる水は「蒸留水」とする。
  2. 溶液の濃度を(1→10)で示したものは、固形の薬品は1g、液状の薬品は1mLを溶媒10mLに溶かす割合を示す。
  3. 医薬品の試験の操作において、「直ちに」とあるのは、通例、前の操作の終了から30分以内に次の操作を開始することを示す。
  4. 標準温度は20℃とする。
「医薬品の試験に用いる水は試験を妨害する物質を含まないなど、試験を行うのに適した水とする。」とあり、特に指定されたものはない。注射用水とか精製水とか蒸留水とかいろいろありすぎんだよね。
(1→10)は1gまたは1mLを溶かして”全量”を10mLとする操作なので☓。※問題文では”溶媒10mL”に溶かしている。
「直ちに」は、30秒以内!30分も待ってたらいろいろと変わっちゃいそう。。。
標準温度は20℃。常温が15〜25℃。室温は1〜30℃。
正解は 4 

■理論問題解いてみる②

第90回 問172
日本薬局方通則に関する記述のうち、正しいものを2つ選べ。
  1. 医薬品の力価を示すときに用いる単位は医薬品の量とみなす。
  2. 定量に供する試料の採取量に「約」をつけたものは、記載された量の±5%の範囲をいう。
  3. 恒量の規定は、乾燥物または強熱残留物などを秤量する際、できるだけ質量変動の少ない時点まで乾燥または強熱して秤量を行い、正確な量を読み取ることにある。
  4. 質量十億分率には「ppm」の記号が用いられる。
力価は医薬品量!100mg力価とかそーいうやつ。
約ってつく場合は±10%なので、1.0gなら0.9〜1.1gまで。
恒量はほとんど質量変動が起こらなくなる時点まで乾燥させた時の質量。水分を出来るだけ取り除いた状態ってことで。
ppmのmはミリオンのmなので百万分率を表す記号。十億分率はppbでビリオンのb。
正解は 1、3 

■理論問題解いてみる③

第92回 問172
日本薬局方通則に関する記述のうち、正しいものはどれか。
  1. 溶液の濃度を(1→3)で表示したものは、液状の薬品ではその1gを溶媒に溶かして全量を3mLとする割合を示す。
  2. 定量に供する試料の採取量に「約」をつけたものは、記載された量の±5%の範囲をいう。
  3. 試験または貯蔵に用いる温度を表すとき、室温とは1〜30℃とする。
  4. 質量百万分率の単位には「vol ppm」の記号が用いられる。
(1→3)は液体であれば1mLを溶かして全量を3mLにする割合ですね。こういう問題のひねり方もあるのか…。
約は±10%です!だいたい1か0か3しか出てこなくね?通則。…あ、温度、、笑
室温は1〜30℃。だいたい保管は室温で、試験は常温(15〜25℃)で行うっぽいです。
vol ppmってppmが百万分率でvolがボリューム…体積だからvol ppm体積百万分率質量百万分率は普通にppmでいいっぽい。
正解は 3 

■理論問題解いてみる④

日本薬局方通則に関する記述のうち、正しいものを2つ選べ。
  1. 滴数を量るには、20℃において「常水」20滴を滴下するとき、その質量が0.90〜1.10gとなるような器具を用いる。
  2. 常温は15℃〜25℃とする。
  3. 定量に供する試料の採取量に「約」をつけたものは、記載された量の±10%の範囲をいう。
  4. 0.05gを精密に量る場合、適切なはかりを用いて0.045g〜0.054gを量る。
常水…。
だいたい水道水ってことで。で、滴数をはかるのに用いるのは「」!ただの水!
どっちもwaterじゃないの??日本語って難しい。
常温はもうOK。約も±10%!
さて、一番ややこしいのが”精密に量る””正確に量る”ってやつなのだけれど。精密に量るっていうのは計測機器依存のはかり方。よーするに化学はかりなら0.1mgまで読み取れるので、そこまで量る。正確に量るっていうのは0.05gを0.045〜0.054g(四捨五入すると0.05g)の範囲で量りとること。
ややこしい。
正解は 2、3 

■理論問題解いてみる⑤

第93回 問173

  1. 顆粒剤は、有効成分を微細均質に乳化した経口製剤である。
  2. 錠剤を製するとき、溶媒で湿潤させた練合物を一定の型に流し込んで整形した後、適切な方法で乾燥して製することがある。
  3. 貼付剤は皮膚に貼付する製剤であり、有効成分が皮膚を通して全身循環血流に送達すべく設計された製剤も含まれる。
  4. トローチ剤は、別に規定するもののほか、崩壊試験に適合する。

製剤総則きました!
微細均質に「乳化」した経口製剤って…言っちゃったってかんじですね。
乳化してるのは乳剤顆粒剤は粒つぶにしたやつら。
2番の記述は湿式法ってやつですね。乾燥過程で熱が加わるので、水とか熱に弱い医薬品は不適な方法アスピリンとかアスコルビン酸とか加水分解・酸化しちゃうやつとかかな?
貼付剤には経皮吸収型製剤も含みますよって。教科書の記述は見つけらんなかった。直感的にそんな感じ。
トローチ剤崩壊試験に適合しなくてもいいのね。なんでって口の中で溶かすから。錠剤とかだとちゃんと胃とか小腸で崩壊してくれないと困るけどね。

ってことで、正解は 2、3 

薬剤って覚えること多いんだよなー。
のわりに一個一個の重要度は低いイメージ。薬理とかのほうがやってる感があっていいなぁ…と思いつつ足切りが怖い。。。

2014年11月3日月曜日

【薬剤】製剤化・局方通則・製剤総則①

2015年2月28日までの日数:117日
第100回薬剤師国家試験まであと117日

ここ5日ほどかるく死んでたので120日割っちゃいました。
薬剤できなすぎて焦る。

■局方通則

「イソニアジド」みたいに「」でくくったものは局方品。
イソニアジド(C6H7N3O)みたいに()で構造式が続くものは純物質。
力価は医薬品量で示す。だいたい〜mgだよね。
温度に関しては、
室温 = 1〜30℃
常温 = 15〜25℃
標準温度 = 20℃
なかなか紛らわしい。
室温のなかに常温があって、常温のなかに標準温度がある。マトリョーシカ方式で。
冷所は1〜15℃

減圧は2.0kPa以下にする。

「約」っていうのは±10%

密閉容器 → 一番ゆるい容器の基準。基本的に固体の出入りがないもの。お弁当箱とか?
気密容器 → 基本的に固体と液体の出入りがないもの。ペットボトルとか?
密封容器 → 厳しい。基本的に固体・液体・気体の出入りがないもの。

色とか蛍光は試験管にいれて白背景または黒背景で確認。適切な色の背景を選ぶこと。蛍光は黒のみ。
においはビーカーで確認。

極めて溶けやすい = 1g溶かすのに必要な溶媒1mL未満
溶けやすい = 1g溶かすのに必要な溶媒1mL〜10mL
やや溶けやすい = 1g溶かすのに必要な溶媒10mL〜30mL
やや溶けにくい = 1g溶かすのに必要な溶媒30mL〜100mL
溶けにくい = 1g溶かすのに必要な溶媒100mL〜1000mL
極めて溶けにくい = 1g溶かすのに必要な溶媒1000mL〜10000mL
溶けない = 1g溶かすのに必要な溶媒10000mL以上

10L使っても1g溶かせないってたしかに「溶けない」ですね。
「やや」がついたら3って数字がでてくるけど、それ以外は基本的に1と0!
お給料が少ない=10万円
お給料が多い=100万円
お給料がやや多い=30万円
あ、確かに!笑

■製剤総則

添加剤は無害かつ薬理作用のないもの。
基本的に保存は室温(1〜30℃)で。
剤形にはいろいろあるけど、口腔内崩壊錠(口の中でさーっと溶ける)とかチュアブル錠(噛み砕いて服用するタイプ)、エリキシル剤(甘味・芳香のあるエタノールを含む製剤)、リモナーデ剤(甘味・酸味のある製剤)、トローチ剤局所作用期待の口腔内で溶解する製剤)、舌下錠全身作用期待の口腔内で吸収させる製剤)などを覚える。
リモナーデ剤は塩酸リモナーデが有名。ほかにもクエン酸リモナーデとかあるらしい。

つづく…笑